ぞうさんペーパーができるまで

商品のアイデアは、いつも大自然の中にある

現在では、「ぞうさんペーパー」のほかにも、いろいろな商品を製造しています。天然ゴムでフィギュアを制作したり、野生のコットンで手織りの布製品を作ったりしています。蜜蝋や天然の粘土などでパステルも作ります。もちろんほとんど全てが手作りです。

その他の商品にも、多くのあらゆる自然素材を使います。それは伝統的な製法で、自然環境にはほとんどといっていいほど負荷がかかりません。そして製品作りは、可能な限り多くの人達が携わります。それらのプロセスは、ほとんどが手作りの職人技で作り上げていく製造スタイルです。その半面、デザインにはスタイリッシュなものやカラフルで楽しいものなど、現在のマーケットに受け入れられやすいデザインを目指しています。そのために日本人のアートディレクターが現地に何度も足を運びます。これらのデザインの多くは、地元のアーティストに依頼してデザインしてもらっています。

余談ですが、スリランカにはキャンディ市郊外に通称アーティスト村と呼ばれる場所があり、そこでは十数名のアーティストがひっそりと暮らしています。画家や彫刻家だけでなく、ダンサーやシンガー、ヘビ使い、ウェブデザイナーなど、様々なジャンルのアーティストが日々、芸術活動にいそしんでいるのです。
主に、大自然の色や曲線を意識したタッチと、絶滅の恐れのある野生動物をモチーフにした作品が特徴で、自然の素材を積極的に採用し、極力ハンドメイドで仕上げる点でも共通しています。
彼らの多くが、私達の商品作りを支えてくれています。